ごちゃつく鞄の救世主。まさかの「アイス」でした。
私のバッグの中は、いつもカオスだった。
ハンドクリーム、リップ、充電ケーブル、鍵、鎮痛剤。全部がトートバッグの底で混ざり合っている。カフェで鍵を探すとき、中身を全部ひっくり返すことになる。それが恥ずかしかった。
いつものようにコンビニの雑誌コーナーを眺めていた。冷凍庫にあるはずの物があった。
「明治 エッセル スーパーカップ」。 本物?二度見した。ポーチだった。30周年記念。 あまりのそっくりさに笑ってしまった。半分は「ネタ」のつもりで、宝島社のムック本をレジに持っていった。
翌日、職場のデスクに置いた。 同僚が通りかかり、「え、もうアイス?」と。 私がフタをパカッと開けると、彼女は目を丸くした。「ポーチなの?」。
一瞬で、場の空気が和んだ。これは、コミュニケーションツールだ。
侮っていた。「ネタ」だけだと思っていた。 家に帰って、カオスだったバッグの中身を移し替える。 ファンデのコンパクト、リップ数本、かさばるハンドクリーム。その円形の底は、見た目よりずっと多くのものを飲み込んだ。 四角いポーチと違う。モノが角に引っかからない。デスクの上で、しっかり自立する。
一番気に入っているのは、外見じゃない。 フタを開ける。本物そっくりのフタ。 その下には、バニラアイスがプリントされた中ブタがある。
そこに、小さなハート形のくぼみ(クレーター)が描かれている。
これは、私だけの楽しみ。 バッグを開け、あのフタを見るたび、誰にも気づかれない小さな喜びを感じる。 ストラップが付いているから、バッグから取り出すのも簡単。
- 明治 エッセル スーパーカップ 30th Anniversary ポーチ BOOK
- サイズ(約):高さ8×上部直径14.5cm
- 特徴: リアルなフタ、バニラアイス(ハート形クレーター付)の中ブタ、持ち運び用ストラップ
- 用途例: コスメ、お出かけグッズ、文房具入れ
私のバッグは、もうカオスじゃない。 必要なときは、迷わず「スーパーカップ」を掴むだけ。
これはただの「収納」じゃない。 「楽しさ」を持ち運ぶこと。
私を毎日少しだけ笑顔にしてくれる、最高の実用品だ。